奄美大島の海岸では青い色が特徴の『カツオノカンムリ』と呼ばれる有毒の“クラゲ”が大量に漂着していて、鹿児島県や奄美市は『素手』で触らないよう注意を呼びかけています。
カツオノカンムリは、青い色が特徴の体長5センチから10センチほどの楕円形をしたクラゲの仲間で、刺されると痛みや肌の腫れを引き起こします。
綺麗な青い色をしているので目にすると触れたくなってしまうんですよねぇ〜。
カツオノカンムリは、死んだ個体でも毒を持っているので皆さんご注意くださいね。
地元の人たちは知っていると思いますが、観光客は知らない人もいると思うので宿泊施設やレジャー施設での注意喚起が必要かと思います。
そこで今回は、カツオノカンムリがなぜ多数漂着したのか?その原因は何なのか?また、刺された時の対処方法をご紹介します!
【奄美市内海岸注意】カツオノカンムリなぜ多数漂着?原因は?
カツオノカンムリは、4月6日(木)奄美市住用町の海岸に40メートルほどにわたって打ち上げられていたそうです。
その他、少なくとも5つの地域でカツオノカンムリが打ち上がっているとの情報が寄せられているとのこと。
奄美市以外の海岸では、4月4日(火)に鹿児島県・徳之島町北東部の畦海浜公園(プリンスビーチ)の波打ち際に大量に打ち上げられているのが確認されています。
プリンスビーチだけでも数千匹以上漂着していたとのことです。
また、4月6日(木)に鹿児島県・瀬戸内町加計呂麻島の秋徳海岸でも漂着が確認されています。
このカツオノカンムリは、ヒドロ虫網の群体性クラゲの一種で、暖海性・外洋性で黒潮海域に生息しています。
カツオノカンムリがなぜ多数漂着したのか?
その原因は、連日続いている強風や高波で打ち上げられたのではないかとのことです。
カツオノカンムリは鍋蓋状の気泡体の上に三角形の帆を持ち風に乗って移動し、やはり、強風や荒波で海岸に打ち上げられるケースがあるとのことです。
死ぬと綺麗な青色から半透明になります。
名前の由来は、カツオの群れと共に見つかることが多いことから、この名がついた言われて言われています。
↓カツオノカンムリです!触らないようにしてください!!
【近づかないで!カツオノカンムリ】
奄美市内の海岸へ毒クラゲとも呼ばれる「カツオノカンムリ」の漂着が確認されています。
住用地区の海岸では写真のとおり、多数確認されました。
死んだ個体も毒をもっており危ないため、触らないようご注意ください。 pic.twitter.com/JT7idC9Hb3— 鹿児島県奄美市 (@Amami_City) April 6, 2023
これがカツオノカンムリ。
よーく見ると触覚がニョロニョロ。#奄美大島#さわっちゃダメです pic.twitter.com/LUGPByXkkD— そら (@melpoupaud) April 5, 2023
カツオノカンムリに刺された時の対処方法は?
カツオノカンムリの刺胞に刺されると、強い痛みを感じます。
時に死亡してしまうこともある「カツオノエボシ」の毒よりかは毒性が低いと言われていますが、直径約5センチ程の小さな体の下にはたくさんの触手がついていて、それに刺されると3日前後痛みが続きます。
また、それを触った手で目や粘膜を触ってしまうと危険です!!
◆刺された時の対処方法
①海水で患部を洗い流す
②触手が肌にくっついていたら、こすらずにそっと取り除く
③真水で洗い流す
④症状が改善されない時は医療機関を受診する(皮膚科)




まとめ
今回は、カツオノカンムリがなぜ多数漂着したのか?その原因は何なのか?また、刺された時の対処方法をご紹介しました。
奄美では海岸を散歩する人や遊び場にする子どもたちがいます。
地元の大人は、カツオノカンムリは知っていると思いますが、子どもは知らなくて触れてしまう可能性があります。
また、観光客も知らない人がいるかもしれません。
死んでも毒があるというのが怖いですよね!
もし、万が一、触れて刺された場合は、一度海水で洗い流してから真水で洗うようにして下さいね!
それでも、症状が改善されない場合は医療機関を受診しましょう!!